飯田中学校々歌

         福沢悦三郎 詞

         井出 茂太 曲

一、赤石山は巍々として      二、春今宮の桜花

  我が南信の骨を成し        心を花に修めつつ

  天竜川は逶だとして        夏風越の青嵐

  我が伊那郡の血を成せり      眼を文にさらしつつ

  九百の健児怠らず         長姫城の秋の月

  この大沢の唯中に         理想を高く掲げつつ

  或は学び或は馳せ         時松川の冬の雪

  竜蛇の意気を鍛へばや       清き操を養はん

三、遊惰の世より抜け出でて    四、ああ白雲の谷深く

  骨ある儒者の名を得たる      都の塵も通ひこぬ

  太宰春台先生は          この山川のうちにこそ

  昔この地に生れたり        誠の丈夫出づるなれ

  侫諛の俗を退けて         操守は堅く意気猛く

  血ある女と謳はれし        世の風潮と戦ひて

  山口阿藤その人も         理想は高く知慮深く

  亦この中に育ちたり        精華を揚げん美をなさん

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